子どもをどう叱ればいいの?上手に伝えるコツと気をつけたい4つのこと

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子どもが悪いことをしたときには、叱ることも大切です。

でも実際に叱る場面になると、つい感情的になってしまったり

うまく気持ちが伝わらなかったりして、悩むこともありますよね。

そこで今回は、

  • 子どもにちゃんと伝わる、上手な叱り方のコツ
  • 気をつけたい、叱るときにやってはいけない4つのこと

わかりやすくご紹介します。

叱ることは、子どもの成長をサポートする大事な関わり方のひとつです。

正しい方法を知って、親子の信頼関係を深めていきましょう

子どもをどう叱ったらいいの? 叱るタイミングと大切なこと

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最近では「ほめて育てる子育て」が注目されています。また、家族の形が変わってきたことで、親以外に子どもを叱る大人が少なくなり、子どもが叱られる機会が減ってきているともいわれています。

そのため、「なるべく叱らずに育てたい」と考えるママやパパも多いかもしれません。でも、子どもが明らかに悪いことをしたときには、しっかりと叱ることも大切です。

叱るときには、

  • 何がいけなかったのか
  • どうすれば同じことを繰り返さないか

を、子どもにわかりやすく伝えましょう。そうすることで、子どもは反省し、少しずつ成長していきます。

大切なのは「愛情」と「信頼」を忘れないこと

子どもを叱るとき、一番大切なのは「愛しているから叱っている」という気持ちを伝えることです。

また、子どもを信じて叱ることで、「怒られた」ではなく、「自分のために叱ってくれたんだ」と子どもは感じるようになります。

そうなると、子どもは親をもっと信頼するようになり、心も育っていきます。

子どもを叱り始めるのは何歳から?

子供を叱る母親2

「子どもは何歳から叱ればいいの?」と気になる方も多いかもしれませんが、実は決まった年齢はありません。

ただ、言葉がよくわからないうちは、長く説明しても伝わりにくいものです。むしろ、「怒られた」とだけ感じてしまうこともあります。

しっかり言葉で説明しながら叱るのは、

  • 大人の言うことを少しずつ理解できるようになり
  • 自分の気持ちも言葉で伝えられるようになる

3歳ごろを目安に考えるとよいでしょう。

このころになると、「イヤイヤ期」も少し落ち着き、大人の話を聞こうとする姿勢が見られるようになります。

ただし、子どもの成長には個人差があるので、その子の様子をよく見ながら判断してください。

赤ちゃんのときはどうする?

まだ言葉がわからない赤ちゃんでも、ママやパパの表情や声の調子から、「叱られている」と感じ取ることができます。

たとえば、

  • 「危ないから、やめようね」
  • 「お友達の物は取らないよ」

といった短くてわかりやすい言葉を、真剣な表情と落ち着いた声で伝えましょう。

そのときに大切なのは、感情的に怒らないこと。強く怒鳴ったりせず、子どもの安全や心の成長を考えた接し方を心がけましょう。

子どもを上手に叱るにはどうしたらいい?

子供を叱る母親3

子どもを叱ったあと、ママやパパがモヤモヤしたり、子どもが泣いて余計に機嫌が悪くなったりすることってありますよね。

叱るって、思ったよりむずかしいものです。

でも、ポイントをおさえれば、子どもにもちゃんと気持ちが伝わります。

上手に叱るためのコツを紹介します。

1. 怒らないことが大事

「叱る=怒る」ではありません。

怒鳴ったり、叩いたり、無視したりするのは絶対にNGです。

叱るときは、ふだんよりも少し真面目な口調で、

  • なにがいけなかったのか
  • どうすればよかったのか

を、わかりやすく・短く伝えましょう。ときには、具体的な例を出すと伝わりやすくなります。

2. 目を見て伝えよう

叱るときは、子どもの目を見て話しましょう。

そうすることで、ママやパパの真剣な気持ちが伝わり、子どもも「いけないことをした」と気づきやすくなります。

3. すぐに叱るのがポイント

子どもが悪いことをしたら、できるだけすぐに叱りましょう。

時間が経ってから「さっきのことだけど…」と言われても、子どもはもう忘れているかもしれません。

その場でしっかり伝えることで、「何がいけなかったか」を子ども自身が理解しやすくなります。

上手に叱ることで、子どもは少しずつルールや思いやりを学んでいきます。

叱ることも、大切な愛情のひとつなんですね。

子どもを叱るときに「やってはいけないこと」

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子どもを上手に叱るためには、やってはいけないことも知っておくことが大切です。

ついやってしまいがちなことが、子どもの心を傷つけたり、逆効果になってしまうこともあります。

以下のポイントに気をつけてみましょう。

1. 他の子と比べない

「〇〇ちゃんはできるのに」「お兄ちゃんはちゃんとしてるよ」など、他の子と比べて叱るのはNGです。

そう言われると、子どもは「自分は愛されていないのかな…」と感じたり、自信をなくしてしまいます。

叱るときは、子ども本人の行動にだけ目を向けて「何がよくなかったのか」を伝えるようにしましょう。

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2. 子どもの話を聞かずに叱らない

頭ごなしに叱ってしまうと、子どもは「なんで怒られたのか」がよくわかりません。

たとえば友達とケンカしたときなどは、

  • 「どうしてケンカになったの?」
  • 「どんな気持ちだったの?」

と、まずは子どもの気持ちを聞くことが大切です。

ママ友やパパ友の前でつい感情的になってしまいがちですが、落ち着いて対応しましょう。

3. 叱るルールがバラバラにならないようにする

昨日は叱らなかったことを、今日は叱る…。

こんなふうに叱る基準がいつも違うと、子どもは混乱してしまいます。

「これをしたらダメなんだ」と子どもが理解できるように、なるべく一貫したルールを持つようにしましょう。

ママとパパで方針が違うときは、事前に話し合っておくといいですね。

4. 感情的に怒らない

イライラして、大声で怒ってしまったりすると、子どもは「怒られた」という印象だけが残ってしまいます。

何が悪かったのかが伝わらず、「ママ(パパ)が怖い」「怒られるのがイヤ」と思うようになることも。

できるだけ冷静に、落ち着いたトーンで伝えるように意識しましょう。

叱るときも、子どもへの「愛情」と「信頼」を忘れずに。

上手に叱ることで、子どもは安心感のなかで成長していけますよ。

まとめ

ママやパパとの信頼関係がしっかりしていると

子どもは「大好きな人に叱られた」ということから、

「自分が悪いことをしたんだ」と自然に気づけるようになります。

そのためにも、これまでご紹介してきた

  • 上手な叱り方のポイント
  • やってはいけない叱り方

を参考にしてみてくださいね。

子どもにちゃんと伝わる叱り方ができれば、

おたがいの気持ちがもっと通じ合い、親子の絆も深まっていきまよ!

以上、新米パパでした!

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